2013年2月28日木曜日

『琴座の神話』

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。・゜チワ━━━(*≧∀゚)b━━━ッス☆☆☆

すみません(汗)、前回に引き続き
今日も星座の『神話』の話ですw
(苦*´・艸・`)(`・艸・´*笑)
今日は『こと座』です

日本では織姫と彦星の恋物語は有名ですが、
ギリシア神話でも、この星座には美しい悲恋の物語が込められています。

こと座の琴は、オルフェウスが持っていた竪琴だと神話は伝えています
オルフェウスはギリシア随一の竪琴の名手でした。
オルフェウスには美しいニンフの妻、エウリディケがいました。
しかし、ある日エウリディケ毒蛇に足を噛まれて死んでしまいます。

最愛の妻を失った事を諦めきれないオルフェウスは、
なんとか妻を取り戻そうと、竪琴だけを手にして
一人黄泉の国へ降りていきました。
三途の川にはカロンという渡し守がいました。
カロンはまだ生きているオルフェウスを舟に乗せる事を拒みましたが
オルフェウスが竪琴をかき鳴らし、妻を想う詩を切々と歌い続けると
その音色に心を打たれて、黙って対岸へとオルフェウスを運びました。

こうしてオルフェウスは、冥府の王ハデスのもとへたどり着きました。
オルフェウスは再び、愛する妻を失った悲しみを歌にして竪琴を奏でました。
その音色には、メデスでさえも心を動かされましたが、
冥府の掟を王である自分が破るわけにはいきません。
しかしオルフェウスの歌に感動したハデスの妻ペルセポネが
涙を流してハデスを説得すると、さすがのハデスも断る事が出来ず
エウリディケを地上へ返す許可をだしたのでした。
しかし、ハデスはエウリディケを返すにあたって、
一つだけ条件をつけました。
それは、「地上に辿りつくまで、オルフェウスは
決してうしろを振り返ってはならない」というものでした。

オルフェウスはエウリディケが後ろから付いてきているのを
信じて地上へと歩いていきます。
やがて前方から光が差し込みはじめ、地上が近づいてきました。
生気にあふれている地上が近づくにつれて、
後ろから付いてきているエウリディケの
気配を感じるのが難しくなってきます。
だんだんと不安になってきたオルフェウスは、
地上への出口まで、あと少しというところで我慢しきれず、
うしろを振り返ってしましました。
すると、エウリディケは吸い込まれるようにして
あっという間に黄泉の国へと引き戻されてしましました。

オルフェウスは妻を追って、再び黄泉の国へと向かいましたが
今度はどんなに琴をかき鳴らしても渡し守は舟を出してくれませんでした。
絶望のあまり気が狂ってしまったオルフェウスはやがて、
祭りで酔い狂った集団ともめ事を起こし、殺されてしましました。

オルフェウスの死を悲しんだ音楽の女神たちが
亡骸を拾い上げてリベトラの森に葬り、
その墓の傍の木にはいつも夜鶯(よるうぐいす)が
美しい声を空に響かせたといいます。
また首と琴は流れるままに海に出てレスボス島に
たどり着き落ち葉の下に埋もれました。
大神ゼウスはこれを見て、哀れに思い星々の間にかけました。
これが琴の星座で静かな夜には、
今も美しい音色を響かせることがあると伝えられています。

『決してうしろを振り返ってはいけない!!!』
オルフェウスはこの約束が守れなかった
あと一歩のところで・・・
「○○してはならぬ」といわれると、しちゃうものなんですかねw

もしかしたら、ハデスは最初から
「振り向くな」の一言は人間には
決して守ることの出来ない約束
であることを知っていたのかも。
(..☆ω☆..)



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